
Method &Philosophy
政近準子のファッション哲学とメソッド
40年のファッション追求で作られた政近準子のファッション哲学とメソッドを基盤にMFJの教育プログラムはつくられています

政近メソッドとは以下の4つのメソッドを言います

TPPOSM

Time(時)、Place(場所)、Person(人)、Occasion(場合)、Socia(l 社会性)の 5 つ の単語の頭文字をとった TPPOS は、装力をつけるために最も大事な考え方です。日本の ファッションデザイナー、ヴァンヂャケット(VAN)の創業者である石津謙介氏が、「時・場 所・場合を考慮して」という意味で用いた TPO に、さらに、会う相手が女性か男性か、ど ういうタイプの方かの Person(人)を付け加える。そして、そこに Social =社交の感覚を 持つのが、おしゃれを超えた装いであり、ファッションの力=装力を生かせるという考え方 です。その日出かける場所や目的だけでなく、会う相手のタイプや性別などを考慮したファッ ションは、自分中心のものとはまた別の充実感を味わわせてくれます。Social とは、人の世 界で生きている私たちの間にある関係性のことともいえます。
相手を考慮するというと、人に合わせて自分らしさをなくす、ただ失礼がないように無難になること、と勘違いする人がいますが、そうではありません。相手の好む色みやテイストと、自分の共通項を満たすアイテムを選んで、場にちょっとした統一感を出すといったことです。
その場を華やかにし、相手の喜ぶ顔、共感を得た経験は、あなたをより輝かせてくれます。あなたがどういう趣味や志向をもっているかも伝わり、ファッションが他の人とのコミュニケーションのきっかけとなります。
TPPOS をより発展させていくと、あなたと相手の満足感は限りなく重なっていきま す。新入社員なら新入社員、主婦なら主婦。TPPOS は、社会のどんな立場の人にも大 切です。都会でも田舎でもソーシャルは存在するからです。
・着ることによって、自分の気分が上がる ・相手にも好印象を与え、素敵とほめられる。場合によっては装いそのものが相手 を喜ばせるギフトになる
・それによって絆がつくられ、お互いの関係性が豊かになる
この装いの極意を身に付けるキーワードこそが、TPPOS なのです。
MIC あなたのイメージを言語化する画期的なイメージの羅針盤

ファッションテイスト 顔・体型・持ち味 ファッション診断
さまざまな雰囲気のファッションがあるなかで、似合うものと似合わないものがあります。
人の外見には、目鼻立ちや体格により、ある程度社会で共有されるイメージがあります。
また、性格や言動から伝わるイメージも影響します。そして、ファッションにもデザインや
色、素材から生じる固有のイメージがあります。
外見や性格からくる「着る人のイメージ」と「ファッションのイメージ」を合わせた全体
のイメージが一致していることが似合うということであり、そうした服を着ることで、その
人の印象はアップします。
多くの場合、人間はひとつひとつの特徴より、全体のイメージで相手を見ているので、
このイメージを顔や体型の特徴から8つに分け、あなたのファッションタイプが診断する
のが、ファッションテイスト診断です。その人を一番引き立てるファッションテイスト(持ち
味)がわかるようになっています。


レディース8テイスト








メンズファッションタイプ








メンズドレスコード

装力とは
現代社会では、服を着ることは必須です。しかし、服を着る際の基本から、プロの服装術までを日常的に身につけ、人々に希望と幸せを提供する力を「装力」と呼びます。服装について正しい知識を持つことは、日本人をグローバルな競争力を持つ個人として育て、一般の人々の服装に対する意識を高めるのに役立ちます。さらに、服装に思考を巡らせることが、内面的成長と充実につながることも研究によって示されています。
なぜ「装力」が重要なのかというと、人間が「衣食住」を充足させることで、人間らしく生活できると言われているからです。成長の過程で、私たちは最初に家族の中で「衣食住」を身につけます。「食」については、毎日の生活に欠かせず、何をどのように食べるかや、美味しさ、季節感、経済的側面などが関わります。学校の給食制度や家庭科の授業も食に対する姿勢に影響を与えます。食に対する関心は世界中で高まっており、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたこともその証拠です。
「住」も私たちの生活スタイルに密接に関連しており、間取り、インテリア、掃除とメンテナンス、住む場所の選択など、多くの要素がクオリティーオブライフに影響を与えます。多くの人々が「住」に注目し、研究しています。
最後に、「衣」について考えてみましょう。学校では服について基本的な知識は習得しますが、服について深く考えたり議論したりする機会は限られています。現代社会では服なしの生活は考えられませんが、多くの人々は洋服の「型」を形式的に使うことしか経験していないかもしれません。
私たちは難しい課題を解決するための訓練を受ける一方で、服について考えたり議論したりする訓練は受けていません。むしろ、周りに適応しやすい無難な服装を選ぶことが一般的です。しかし、服装についての考え方やスキルを身につけることは重要です。例えば、家庭から始めて「ハレとケ」の服装を身につける経験を積むことが大切です。外出する際には適切な服装を心がけ、他の人や場所に敬意を示すことが普通になります。このような「装力」を持つことで、本質的な理解を持った服装文化が育まれ、日本において独自の文化が育成されます。
服装は成熟した社会における最も優れたコミュニケーション手段の一つであり、家庭でこの力を教育することは急務です。

洋服の使命
暑さ寒さから身を守る。怪我をしないように体を覆う。たとえば、警察官の制服は社会的 な役割を伝える。看護師の制服は、役割をはっきりさせるだけでなく機能性も兼ね備えてい ます。特に制服は、見る人に整然とした印象を与えるだけでなく、着る人にも連帯感を感じ させます。
洋服の使命のひとつは、着る人の表情や内面に変化をもたらすことです。そして、着る人 の魅力を引き出し、輝かせることです。あなたの魅力が表現されているファッションは、周り にも褒められるので、自信をもって着ることができます。どんなに服自体がおしゃれでも着る 人よりも目立ったり、取り立てて違和感がなくても、その人の魅力を引き出すに至っていない としたら、その使命を果たしていません。
洋服の歴史の浅い日本では、この洋服のもつ大きな使命がまだ十分理解されていないの が現状です。
「好きな服=似合う服」という等式は成り立ちますか。
好きというのは、今まで培ってきた趣味嗜好のことで、ルールや制限のない内面的な 価値観です。「自分軸」の視点で、客観的にみてどうかということではありません。好 きな服を着ると、本人の内面を満たしてくれるので、気分がよくなりますが、反面、自 己満足だけに陥る可能性もあります。
似合うというのは、人から見てどうかという「他人軸」も必要となってきます。ファッ ションは相手があってのものだから、人が見て、素敵だと感じるか、好感度が高いかど うかも問題です。女性も、30 代以上ともなれば、社会からの評価もついてきます。た とえば、花柄のロングスカートやフワフワしたフリルのブラウスが好きだからといって も、その甘口のコーディネートでは、ビジネスの世界では、どうも違和感がありそうで す。男性は、スーツならなんでもいいと言って、お手入れもせずに着ている人かたも多 いのではありませんか。周囲の方はそれだけで、あなたのことを、きちんとした方であ るとは見ていないでしょう。
おしゃれに見せる、という点では、「自分が好きな服」と「自分に似合う服」は一度 分けて考えたほうがよいのです。男性なら「周囲から評価される服」というと視点をも つほうがよいのです。当たり前のようですが、自分では案外気づかず、自分は心地よい が、周りの評価は悪いという残念な結果になっていることは、珍しくありません。
装力の柱は「政近メソッド」でできています。

